各話雑感 神之塔

神之塔ネタバレ配慮!11話から20話の感想というか雑感【読み返しに】

当カテゴリーでは、漫画「神之塔」のネタバレ及び創作物の価値に配慮をしつつ、「あの話って何話だっけ?」となった読者の助けになるよう、1話ずつの感想よりもっとぼんやりした各話の雑感を書いています。
俗に言う「神之塔ぷちネタバレ感想風あぁーこれこれ」です。

はじめに

  • カテゴリー「神之塔」関連記事をお読みになられる方は、こちら(基本方針や更新予定等)を先にお目通し頂けると有り難いです。
  • また、この雑感は、冒頭にもあります通り、あくまで「読み返しの話数の見当をつける為」に作っており、原作未読の方にはちんぷんかんぷんになるように出来ていますことを、何卒ご了承下さい。

11話:2F-Yu han's examinationーユハンの試験ー 01

試験官が冷めた目で語る慈悲。
塔には、さらに比類なき、無慈悲と残酷の、選別が待つのだから。
絶望は、それが早いか遅いかの違いだけなのか。

「そしていつかあなたが立ち止まったその瞬間その場所にーー
 あなたが探しているものがあることを祈るしかありません」

引用:神之塔 第11話

次なる試験の順を待つ3人。
空虚な目のアドバイザーこそ蛍光ポリ袋の名にふさわしい。
2枚の扉の先で、新たな試験官が頭を垂れる。

12話:2F-Yu han's examinationーユハンの試験ー 02

名家の子は、人の汚さを見た。聞いた。
その子の母は、生きるため、耳を塞ぎ、心を閉じるよう言った。
誰も信じず、最前の道だけを歩むのだ、と。

試験の課題は、少年の呪縛に付け入る。
他人の仮説など。必ず最前の道を。自分で。死ぬものか。考えろ。

そんなの知ったことではない、それは決して折れない赤い槍。
気付くとすでに開いた扉。
差し込む光を浴びて立つ、真っすぐなその槍を持つ者。

13話:2F-Yu han's examinationーユハンの試験ー 03

彼らが、一つの勇猛に救われたように。
各チームの個性が、また新たな選別にかかる。
一杯の茶の味を確認するには、そのお茶を飲むしかない。
それがもしインスタントコーヒーでも。

別の区域では、一次試験を終えた草原に、たった3名のみが立っていた。

14話:2F-CROWN GAMEークラウン・ゲームー 01

自ら扉を開けた者、ザハードの姫、新たな波乱。
試験の責任者が練った策は、ハイリターンでノーリスク?
立候補生の王冠の奪い合い。
待てを知らない最強チームが名乗りを上げる。

15話:2F-CROWN GAMEークラウン・ゲームー 02

ボーナスゲーム第1回戦。

「まあーー お前たちの出来を見て」

引用:神之塔 15話

侮りや蔑みなど、そんな感情の余地もない、強さという事実。
変温動物の肌に温もりはなく、王冠と玉座を味方にも譲らない。

16話:2F-CROWN GAMEークラウン・ゲームー 03

2回戦。
剣士2人と烈士拳の使い手が、ただならぬ剣士を斬り崩さんと、一斉に襲いかかる。
ジャージの男の殺人武術は、女性2人の連携を前に、風前の、ともしびっす・・・。
未だ寝ている一人の男を、真剣の男はどうしても許せず、その剣が飛ぶ。

17話:2F-CROWN GAMEークラウン・ゲームー 04

狸寝入りの使う波が、乱す場で、

王冠と玉座の姫は、動き始める。

会場ごと緑のフックで叩かれた波使いはまだ眠り足りない?

そして、少年の傍らで共鳴する黒。

18話:2F-CROWN GAMEークラウン・ゲームー 05

試験官は、少年も知る姫の名を引き合いに出し、
会場の緊張とはズレた評価を下す。
臆病で賢明なチームメイトにタオルを投げ込まれ、
再び閉じた布団の中は、湿った敗北と生の温もり。
生命体の如き名工は引き寄せ合い、
幕間の別の戦いを生む。

19話:2F-CROWN GAMEークラウン・ゲームー 06

三月と四月の邂逅。
身の程を知る。
深く刻まれた者と、知りたくもないと叫ぶ者たちと。
命より重い影差すあどけない敵意に、
対する3人はチームとして賭けに乗る。

20話:2F-CROWN GAMEークラウン・ゲームー 07

試験官の思惑。
合流組の面白がり。
様々が道々に。

「でもお前はーー 本当にすごいんだぞ
 強くもないし何の確信もないのにーー
 自分を信じてくれる人を守ろうとするなんて…」

引用:神之塔 20話

憧憬の三竦みは、ぎゅっと一度束となり、
いざ第3回戦へ。

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